「名スカウト師弟対談 元ヤクルト・スカウト片岡宏雄VS八重樫幸雄(読む野球 2016年9月号)


片岡「ところで八重樫はスカウトやっててどうだった?」
八重樫「やはり現場とは違った責任感ありますよね。自分がチームを構成していくんだ!という使命感は現場のときよりも大きかったと思いますね。」
片岡「八重樫は誰の担当したん?」
八重樫「僕が担当した選手で言え比屋根、風張、川上に太田なかもいますね。」
片岡「ふ〜ん。」
八重樫「やはりスカウティングで重要にになってくるのは熱意だと思うんですよ。その選手の親のような気持ちになるというか。」
片岡「まあ人間関係やからな。スカウトも。でも持って生まれた資質というのはプロでの中ではいかんともしがたい・・」
八重樫「そこで僕は選手にはこう言うんです『東北への恩返しをする気があるのか?」と。それで選手は目覚めたような動きをすることもありますね。」
片岡「ほう。そういう言葉で選手が変わるもんなんだ?」
八重樫「少なくとも僕が担当した選手はそうでしたわ。」
片岡「幸せな思考回路やな(笑)。」