辻はおかわり君を躊躇なく七番に下げた。
それはなんのしがらみもないからできたこと。

栗山は中田を頑なに4番で使ってきた。それは中田を4番にふさわしい打者にするためで、中田にはそれだけの能力があるとみこんだから。丸五年だよ。しがらみまくってしまったよ。
なのにここで中田を六番なんかにしたら自分の判断を自己否定してしまうことになる。今までやって来たことは誤りであると認めてしまう。だから指揮官としてそれは出来ない。
栗山あるかぎり中田4番縛りの自虐プレーは続く。こんな不幸はない。いい加減にしろ。