新たに他の企業に参画した経験は、既に数回ありましたが、
会社を立て直していく過程は、ベイスターズが一番難しかったです。
入った時に驚いたのが、会社としての方向性や戦略が何も無かったこと。
各部署に課せられたミッションも無いし、目標を振り返るようなシステムも無い。
そういう中で、フロントだけでなく、チームの現場にも同じ考えを持ち込んで、仕組みを整理し、
球団としての考え、意思の統一を行っていったわけです。

池田純(当時35歳)