球団は、大谷の「野球がやりたい」という意思を尊重し、栗山監督は「野球をなめているのか」と批判を浴びる覚悟を決め、「全力疾走はするな」などと指示して、グラウンドに送り出したという。
その上で、球団は、5月にも「二刀流・大谷」を復活させるシナリオも描いていたが、大谷は4月8日のオリックス戦での左太もも肉離れで長期離脱を余儀なくされた。

「(球団の)判断が悪かったと責任を求められたら仕方ないが、判断が間違っていたとは思わない」と吉村GM。栗山監督の判断を待つ大谷は「今年は足首も含めてベストな状態にもっていけないが、できる範囲でやる」と現状を受け止めている。

大谷はいつメジャーに挑戦するのか。球界関係者は、日本ハム側から得た情報として「今オフ、挑戦させる」と言う。

それでも、大谷に金銭へのこだわりはない。栗山監督も「お金はあいつの夢じゃない」と後押ししている。