阪神Vデイリー ロメロ、来日1号3ラン オリックス1勝

新外国人ロメロの来日17打席目での初本塁打は、勝負を決める3ランになった。五回無死一、三塁。多和田の初球、
高めに浮いたスライダーを逃しはしなかった。「無死で三塁に走者がいた。最低でも犠牲フライと思っていたが、
最高の結果になってくれた。1号はすごく気持ちがいいね」。ベンチ前で迎えるチームメートの中から安達を探し、
喜びの儀式も初披露した。「開幕前にアダチから“何かやろうよ”と言われてひそかに練習していたんだ。うまく
いったね」と笑顔を見せた。福良監督にとってもうれしい一発になった。昨オフ、外国人選手獲得に乗り出した際、
球団に右の大砲をリクエストした。渉外担当は2人の選手をリストアップ。ロメロとジェンセン(現ソフトバンク)
だった。「距離が出るのは向こうだけど、勝負強いのはこっちというのでロメロにした」。自分の目を信じて4番に
据えた。その助っ人がバットで今季初勝利をもたらした。「期待してあそこ(4番)に座らせてますから」と
指揮官は言った。