規則3・03【原注】前段のうち「同一イニングでは、投手
が一度ある守備位置についたら、再び投手となる以外他
の守備位置に移ることはできない」とありますが、
高校野球特別規則ではこれを適用せず、次のケースでそのイニングを終えることは認めています。
(【第4項】)
・「投手 → 野手 → 野手 → 投手」
・「投手 → 野手 → 野手」

つまり事例のように、同一イニングの中で投手が一塁
の守備につき、さらに左翼の守備位置についた後、再び
投手に戻っても問題ありません。
ただし【原注】は続いて、「投手に戻ってから投手以外
の守備位置に移ることもできない」としているので、「投手→ 野手 → 投手 →野手」や、「投手 → 野手 → 野手 → 投手 → 野手」というような交代は認められません。
野手から再び投手に戻ったなら、その後はそのイニングを
投げ終わるか、交代してベンチへ下がるしかありません。