元RCCアナウンサー「窃盗」事件、逆転無罪も

銀行で現金の入った封筒を盗んだとして中国放送の元アナウンサーが窃盗の罪に問われた裁判で、
最高裁は、検察と弁護側双方の意見を聞く、弁論を開くことを決めました。
被告を有罪とした、これまでの判決が見直される可能性が高くなりました。

 この裁判は、2012年に広島市の銀行で他の客が置き忘れた現金6万6000円が入った封筒を盗んだとして、
中国放送の元アナウンサー・煙石博被告(70)が窃盗の罪に問われているものです。

 1審の広島地裁は、防犯カメラの映像などから、被告に懲役1年執行猶予3年の有罪判決を言い渡し、
2審もこれを支持しました。

 煙石被告は一貫して無罪を主張していて、「被害者の供述は変遷しており、
本当に封筒にお金が入っていたのか疑問だ」「防犯カメラの映像も不鮮明だ」などとして上告していました。

 これについて最高裁第二小法廷は、検察と弁護側双方の意見を聞く弁論を、来年2月に開くことを決めました。
弁論は2審の判決を見直す際に開くもので、被告を有罪とした判決が見直される可能性が高くなりました。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20161217-00000050-jnn-soci