竜:今の主流のミステリーの方向は仕掛けをどんどん捻って捻って・・・・・・
っていうほうにばかり進んでいますからね。かつて誰もが期待した「孤島の洋館もの」っていう題材は
何十年も昔に閉ざされて以来、全く書かれてない時代だと思うんです。


――あ、小説の世界では決してそういうことではないんですよ。
日本では九〇年前後を中心に「新本格ミステリ」という古典回帰のムーヴメントがあって、
綾辻行人さんや有栖川有栖さんは初期に「孤島の洋館もの」を書かれていました。
綾辻さんには他ならね「館シリーズ」がありますしね。いや、ここが竜騎士さんのすごいところなんですよ。
あれだけのものを書いているんですから普通は読んでいるはずなんですよ。
傑作を読まずに傑作を書けてしまっているところがすごい!


竜:勉強不足ですみません。


インタビュー受けてやってるのに煽られてて可哀想