昔の刑事ドラマは「推定有罪」を前提に組み立てており、「敏腕刑事」と呼ばれて出世街道を昇るのも、その手の輩です。寧ろドラマの主人公になるのは、組織内でのはぐれ者や
「異端分子」として出世に興味のないような一匹狼で、真相究明のためには休暇を取って出張費を自腹にしたり、上層部から止められても勝手に捜査したりして、常に煙たがられているものです(*^^*)

そういう主人公は悪党以外は殴らないもので、取調べも理詰めで、ドラマで事件後に新聞の輪転機を回すシーンの後に新聞を読む際にも、編集者の意図を考え、全ての登場人物の言動を吟味し、
本星と目される似非紳士に対しては笑顔でハッタリを効かせてみたり、組織捜査の常道から外れていますね(*^^*)

まあ、森本宏は出世街道まっしぐらの悪徳警官そのもので、ドラマでは狂言回しにはなっても、現実には最後は組織に切られる哀れな役回りですわ(・∀・)