>>592
>>657の追記&補足>>692の後半
古くは今から57年も昔の1947年、レイ・ブラッドベリの短編小説「びっくり箱」がある(短編集「十月はたそがれの国」所収)。
さらに58年には「恐怖の獣人」が同じどんでん返しを使っている。
これはロジャー・コーマン監督の超低予算映画だが「猿の惑星」(68)にヒントを与えたと言われている。
この「恐怖の獣人」は怪物の造型や長老の役割など「ヴィレッジ」との共通点があまりに多い。
偶然とは思えない。
「どうせ誰も観てないだろう」と過去の小品からアイデアを拝借し、A級の風格で“リメイク”する。
そんなシャマラン商法も今度ばかりは年貢の納め時だ。
シャマランにはこんな小手先の戯作ではなく、デビュー作の「翼のない天使」のように自分自身のテーマと真摯に向き合った“作品”を見せて欲しいものだ。 (町山智浩)

念のために補足説明をしておくと【映画.com】の映画評論で【シャマラン】監督を此処まで厳しく批評しているのは【町山智浩】氏のみ…それどころか他の批評家諸氏は『サイン』以降の作品をベタ褒めするのみで批判のかけらすら見当たらない
商業最優先で…単なる詐欺師を名監督に仕立て上げるのだけは金輪際辞めて欲しい