■日本で初!アスレチックスが投手限定の入団テスト(日刊スポーツ)
>米大リーグのオークランド・アスレチックスが9日、都内で初となる投手限定の入団テストを行った。
会場の室内練習場には28選手が集合。午前9時から順次ブルペンでピッチングを行い、スカウト部門で統括的立場のスティーブ・シャープ氏、環太平洋担当スカウトのアダム・ヒスロップの両氏が、スピードガンを手に見入った。
日本でメジャーのチームが投手限定で入団テストする理由を、シャープ氏はシンプルに説明した。「世界で最もレベルが高いのはアメリカ、ベネズエラ、ジャパン。
どういうプロセスをたどるかは別に、私たちはメジャーで通用するピッチャーを探してます。何人かのサプライズはあったよ」。
日本担当スカウト3年目の富塚俊幸氏が、背景をさらに詳しく説明してくれた。「日本では大学進学か、社会人、もしくはプロに進めない選手は18歳で投手をあきらめてしまう現実があります。
ふるいとして、その目は粗すぎますね。だから、会社員を続けながらでも、投手としての夢を追える機会を設けたかったんです」。(続く)