巻き返しの今シーズンに向けて、オフは米カンザス州カンザスシティーを本拠に自宅周辺での
ランニングやジムでトレーニング。個人トレーナーを雇うことはせず、所属した球団のトレーニング
方法を書きためて、独自で行っている。
食事面では大好物のフライドチキンなどの“油もの”を制限。体重90キロから7キロの増量に
成功して、万全の状態でキャンプインした。

今年のキャンプでは15勝を挙げて沢村賞に輝いた2年前のフォームをイメージし、テークバックの
位置などを改良。心身ともに充実した毎日を送っており、20日の沖縄での休日にはバティスタ、
メヒアらを連れて米軍基地での買い物を楽しむなど“アニキ”としても奮闘している。

セNO・1左腕として意地もある。2016年に外国人投手としては52年ぶりに沢村賞を受賞。
同年の秋には米国の自宅に届いたトロフィーは箱の中でなぜかバラバラ…。ショックでしばらくは
放置していたが、修理代をもらって現在は親戚(しんせき)の家に大事に飾っている。

「開幕までに時間はある。状態を上げて、しっかりと体を作っていきたいね」